この患者様は他院で、犬歯の後ろ側の歯(第一小臼歯)を上下4本と親知らずを上下4本の合計8本の抜歯が必要であるとの説明を受け、歯を抜かずにできないかと来院されました。お口の中を拝見したところ、ガタガタがひどいばかりでなく、咬み合わせが深い...
萌出順序が後の方であるという理由で、歯列から外側にはずれて、犬歯が萌出してしまうことがあります。いわゆる八重歯です。矯正という治療法がない時代には、日本においては、「八重歯は可愛い」と認識され、そのまま放置されたり、あるいは邪魔者扱いさ...
「オープンバイト」という上下の歯が咬み合っていない症例は、しばしば、外科的にあごの骨を切って、矯正治療するという方法がとられています。しかし、どのような外科手術にも様々なリスクが生じるのが現実です。どなたも、できれば外科手術なんて受けた...
「出っ歯」を治したいということで、来院される患者様は、とても多くいらっしゃいます。そして、「出っ歯」だから、上の犬歯の隣の歯を抜いて、矯正治療するのが当たり前のように、思い込んでいらっしゃる方が多いのも事実です。しかし、この症例のように...
ゆうデンタルオフィスでの矯正治療期間は症例にもよりますが、6カ月から1年3カ月程の方がほとんどです。「そんなに長くかかるの?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、その期間の多くの時間は、しっかりと咬合させるための微妙な歯の移動に費やされま...
現代人の親知らずは、歯が生える場所のスペース不足や虫歯が原因で抜かざるを得ないのが現状です。しかし、矯正治療をする場合には虫歯になっていない親知らずを抜くよりは、大きな虫歯の治療がすでにされている金属の歯を抜くという選択枝もあります。こ...
「矯正」というと、子供が受ける治療と思われがちですが、近ごろでは、たくさんの中高年の方々が相談に来院されます。ある50代後半の女性の場合、10年程前にお子さんが矯正治療を受けたそうです。その当時は子育てに追われ、自分の事より常にお子さんの健康や勉強の事に気を配り、生活していたと振り返っておられました。ところがここ数年、ひとりの時間が増え自分自身の健康について考えるようになり、「ガタガタの歯を矯...