矯正の症例:前歯が噛んでいない場合(開咬)|横浜市星川の矯正歯科「ゆうデンタルオフィス」

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矯正の症例:前歯が噛んでいない場合(開咬)

  • 症例

今回の患者さんは、ガタガタの歯並びと上下の歯がかみ合わないのを治したいと来院された25才の女性です。よくよく話を聞くと、顎関節症の症状もありましたので、顎関節の機能検査(Cadiax)をした後、マルチブラケットをつけて治療しました。前歯の開咬(オープンバイト)は約11ヶ月で改善し、トータルの治療期間は2年でした。

1. 悩み

一番の悩みは、奥歯だけがかみ合っているのですが、それらの歯がかむたびにギシギシ鳴ることです。
よく見ると奥歯がすごくすり減っています。また、歯並びがガタガタで見た目が悪いことも気になりますが、そうめんや蕎麦などの麺類を食べる時に前歯でかみ切ることができず、いつも苦労していました。
そして、口を開けると顎の関節が痛いことが時々ありました。肩こりがひどくて、頭痛に悩まされることもあります。さらに、もう一つ気になっているのは、滑舌が悪いことです。

これは、治療前の正面の写真です。前歯は3.5mm空いており、歯の隙間から舌が見えています。かみ合っているのは左右の奥歯4本ずつのみです。

2. 原因

1)上下の前歯が前方に倒れている

舌癖などにより、前歯が前方に押され、倒れていたために、口を閉じにくい状態でした。

2)歯がガタガタになっている

歯の大きさと歯が並ぶ顎の骨の大きさのバランスが悪いため(顎の骨が小さく、歯が大きいため)、歯がきれいに並ぶことができずに重なっていました。

3)顎の位置がずれている。

顎の機能検査(Cadiax)の結果では、スムーズな顎の動きができていませんでした。

3.治療経過

1)4本の親知らずがありましたので、矯正治療前に抜歯し、全ての歯にブラケットをつけて治療を開始しました。

2)11ヶ月後には、前歯がかみ合うようになりました。

3)右下の前歯が1本、先天的にありませんでしたので、そのスペースを確保し、2年で治療が終わりました。

この患者様は、他院では外科矯正(顎の骨を切って、前歯がかめるように矯正すること)を勧められて、どうにか手術しない方法はないかと、相談にいらしたという経緯がありましたので、外科矯正せずに治ったことに大変、喜んでいらっしゃいました。
また、全ての歯で均等にかめるようになったことで、姿勢や肩こりも改善されたようです。

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