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歯ぎしりの新常識 / 良い歯ぎしりと悪い歯ぎしり

歯ぎしりをやめたいと悩んでいませんか?
実は歯ぎしりは子供から大人まで、ほとんどの人がしているもので、決して悪者ではありません。しかし、ギシギシ、ガリガリと大きな音をたてたり、一部の歯に大きなすり減りがある場合は「悪い歯ぎしり」と考えられます。かみ合わせに問題があると「悪い歯ぎしり」をしてしまうのです。
歯ぎしりをした時に奥歯が強く当たらないのが「良い歯ぎしり」です。この「良い歯ぎしり」が健康維持に役立つことがわかってきています。今回は歯ぎしりの3つのタイプと歯ぎしりによって起こる4つの問題と、あまり知られていない歯ぎしりによる良い効果について、お伝えします。「良い歯ぎしり」を健康維持に役立ててください。

1.歯ぎしりの3つのタイプ

歯ぎしりには3つのタイプがあります。グラインディングとタッピングは眠っている時に大きな音をたてることが多いため、一緒に寝ている家族が気づくことが多いようです。しかし、クレンチングは音がしないので、本人も気づかないことが多く、かなり時間がたって、悪影響が出て初めて気づくようです。

1-1 グラインディング

ギリギリ、ギシギシと大きな音をたて、上下の歯をこすり合わせるタイプで寝ている間に行うことが多く、このタイプの歯ぎしりが最も多いようです。

1-2 タッピング

カチカチと上下の歯を連続的にかみ合わせるタイプで、あまり多くはありません。

1-3 クレンチング

音もなく、強くかみしめるタイプで集中している時や何かを我慢している時などに無意識で歯を食いしばります。昼間にも多く見られるます。

 

2. 歯ぎしりは誰がいつするのか

歯ぎしりは子供から大人まで、実は、ほとんどの人がしています。ときどき、お子さんの歯ぎしりがひどいから、やめさせたいとの相談があります。これもあまり知られていないことですが、子供の歯ぎしりはストレス解消の効果が大きいと考えられます。ストレスは大人だけが感じているものではなく、子供の方がむしろ多いのかもしれません。5歳頃の子供の口の中を見ると、ほとんどの乳歯がすり減って平らになっています。この時期の歯ぎしりを無理にやめさせてしまうと、ストレス解消が上手くできずに、時には、おねしょを始めてしまったり、あるいは、円形脱毛症になることもありますので、注意が必要です。また、歯ぎしりは寝ている時にしていると思われがちですが、昼間、起きている時にも行われていることがわかっています。

 

3. 歯ぎしりによる4つの問題

3-1 歯における問題

一部の歯だけが強くこすれたり、強い力がかかったことにより、歯がすり減ったり、欠けたりすることがあります。また、セラミックなどの人工的な歯は壊れてしまうことがあります。

3-2 歯のまわりに起こる問題

歯ぎしりによって一部に強い力が加わると。歯肉が下がってしまい、歯の根が見えてきてしまったり、歯を支える骨が吸収してしまい、いわゆる歯槽膿漏という状態になり、虫歯でなくても歯がグラグラになることがあります。

3-3 あごを動かす筋肉に起こる問題

あごを動かす筋肉の一部を使いすぎたことにより、筋肉が硬くなったり、痛みがでたりします。時には、頭痛や肩こりになることもあります。

3-4 あごの関節に起こる問題

歯ぎしりにより、長時間、あごの関節に強い力がかかり続けるとあごの関節が痛くなったり、口を開けたり、閉じたりする時にカクカク、ポキポキなどの音がするようになることがあります。また、この状態が続くと突然、口が開かなくなることもあります。

 

4. 歯ぎしりによる3つの良い効果

様々な研究により歯ぎしりは健康維持に役立つ効果があることがわかってきています。現代になってストレスが注目されるようになったと考えがちですが、古代から、それぞれの時代にはそれぞれのストレスがあったようです。狩りをして暮らしていた時代は、獲物にありつけるかどうかが最大のストレスであったことでしょう。ある動物実験では驚くべき効果がわかりました。手足を縛るというストレスを与えると、100%胃潰瘍ができました。しかし、同じストレス下でも歯ぎしりができるようにすると、胃潰瘍が全くできなかったり、小さい胃潰瘍で済むということがわかりました。単に歯ぎしりをやめる!なんて考えないでください。

4-1 ストレス解消効果

4-2 血糖値や血圧を下げる効果

4-3 自律神経の調整効果

 

5、歯ぎしりと上手くつきあう方法

歯ぎしりをしても歯やあごの関節などに問題が起きていない人もたくさんいます。では、どういうかみ合わせなら「良い歯ぎしり」ができるのでしょうか?簡単に自分で確かめてみてください。

力を抜いて、かるく上下の歯をかみ合わせた状態で、左右に下のあごを動かしてみてください。この時に奥の方の歯が強くかみ合っていなければ、「良い歯ぎしり」ができるかみ合わせです。

実は、「良い歯ぎしり」か「悪い歯ぎしり」かを調べる簡単な方法があります。それは、ブラックスチェッカーという極薄いフィルムです。歯の型をとって作るマウスピースのようなものです。0.1ミリという薄さですので、違和感なく着けて寝ることができます。歯ぎしりによって強く当たった部分は赤いインクがはがれます。下の写真のように、どんな歯ぎしりをしているかが、はっきりとわかります。

 

6. まとめ

今回は、あまり知られていない歯ぎしりの新常識について、お知らせしました。歯ぎしりは決して悪者とは限りません。「良い歯ぎしり」には健康維持に役立つ効果があります。ほとんどの人が生涯に渡り歯ぎしりをしているわけですから、やめなければいけない悪い癖でもありません。ただ、かみ合わせが悪いと歯ぎしりによって、いろいろな問題が起こります。ですから、「良い歯ぎしり」ができるかみ合わせ治療をおすすめします。

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